はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

覚和歌子「青天白日」/ジュリーの作詞をするようになった理由…それは

図書館のなかのジュリー

ビギナーJULIEファンの“はるはる”が、沢田研二様に関する(図書館で借りた)書籍を、
ジュリーに著しく偏った観点で語る読書メモです
(一般的な書評とは異なることをご了承ください)

 

ジュリー度:★(5段階)
覚和歌子著「青天白日」
晶文社,2004年,本体1600円

 

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 小学生の頃、私は矢追純一さんが大好きでした。覚えていますか? UFO評論家でユリ・ゲラー*1の特番なんかも作っていたテレビ局のディレクター。私はこの特番を毎回熱心に見ていたし、UFOも宇宙人も絶対いると信じていました。だから夜中に家の外で不審な物音がしたら「ああ! 宇宙人が私をさらいに来たんだ。私はこのあとUFOに乗せられて、どこかの星に連れて行かれるのね。お父さんお母さん、さようなら…」と絶望したくらい信じてたんですよね。小学生の頃。

 閑話休題。今回はジュリーの作詞を多く手がける覚和歌子さんのエッセイ集です。ジュリーは「ジュリーとのご縁」というタイトルの回に登場しますが、覚さんとジュリーはどういうご縁なのかと言うと…

 富士山までのドライブ中、カーステレオで初めて聞いた沢田研二にシビレて、絶対ジュリーの作詞をしてやるっ、と同乗の友だち二人に言い放ち、ドライブから帰ってきたらひと月もたたないうちに沢田研二の仕事が舞い込んだ。

 ということです。これだけ読むとすごいですよね! そんなことあるの?と信じられない気持ちになりますが、この事象を覚さんは“思いの言語化によって、実現へのシステムが起動する”と表現しています。つまり「思いや希望を声に出して宣言すると、その願いがかなう」っていうことらしい。実際に覚さんはそれが実現したのですよ。吉田建さんが別の歌手の仕事を覚さんに依頼して、その流れで自然とジュリーの詞を書くようになったそうなので。

 いや、すごいじゃん、それ。

 じゃあ、私も思いを言語化してみよう。私の願いは…

「ジュリーと1対1でお話しする!」

 小さいなあ〜なんて言わないでw。文字で書いたらこれ、なんか叶いそうじゃないですか?(小さいからね、とは言わないで〜)。

 ちなみに観光地に住む私が妄想する1対1の場面は、「道に迷っているジュリーに『ご旅行ですか? どちらから?』とか言いながら素知らぬ顔で道案内する(別れのセリフは「お気をつけて。よい旅を!」)」ですから(おい、ほんとに小さいよ)。ああ、叶いそうな気分になってきた! 叶うわ、これ(笑)。

 

「感心すらして聞いてくれた」ジュリー

 はい、覚さんに話を戻します。

 ジュリーとのご縁の端緒になっている“富士山へのドライブ”ですが、これね、何しに富士山に行ったかというと…「UFOを見に行った(そして実際に見た)」そうなんです。そしてこのご縁は“UFOとの関わりを抜きには語れまい”とも書いてある。

 …UFO?👽

 初めてこれを読んだ時の感想は「え? 覚さんってそっち系なの…?」(いや、そっち系ってどっち系だよ)という衝撃が強くて、ジュリーもなにも頭に入ってきませんでした(笑)。「あの素敵な歌詞を書く人と、この文章を書いている人は本当に同一人物か…?!」とにわかに信じられなくて、正直若干引きながら読んでいました(すみません)。

 なお、吉田建さんとジュリーはこのドライブの話を聞いたとき「驚かれたが笑わなかった」そうです。私は2人が並んで静かに「へー…」とか言ってそうな様子を想像してしまうんですが(笑)。さらにジュリーは「感心すらして聞いてくれた」そうです。ジュリーいい人…。

 ジュリーが感心したというのは、UFOのことじゃなくて、声に出して宣言したら願いがかなった…という部分かと思うのですが(私の希望的観測ですよ)、同時に思ったのが「そういえばジュリーってこういうの(オカルト系やらスピリチュアル系やら精神世界系やら、ようわからん系)をどう考えてる人だっけ?」ということでした。「典型的な日本人ぽい無宗教(意訳です)」と言っているのは何かで見た気がするけれど、オバケやUFOを信じるタイプなのか(笑)とか、その辺のことは読んだことがないような。じゅりけんや魔界転生の頃のインタビューを探せば出てくるのかな…?
(後日追記しました。文末参照)

 まあ、でもスピリチュアル系に傾倒や依存をしないからこそ、自分という確固たる芯を持ったブレないジュリーであり続けられるのかもしれませんね。そして私は、そんなブレないジュリーが好きなのです。

ネットで全文読めます

 この覚さんのエッセイは「21世紀と神さま6」というタイトルで出版社のサイトにほぼ全文掲載されているので、検索してぜひ読んでみてください。

 余談になりますが、ジュリーとUFOで何かないかな(「見よー!」*2は除く)と検索していて、ザ・タイガースの映画「世界はボクらを待っている」の強烈なストーリーを知り脱力しました(笑)。これならジュリーはUFO話に耐性ありそうね、多分。

(後日追記)
ジュリーはスピリチュアル系をどう考えているか?について先輩ファン様から情報をいただきました。

怖いから 敢えてその類の話しはしない ってどこかで言ってたよーな気がする でも信仰心はある人だよね〜
魔界転生の時、怖いこと起きたって言ってましたね。詳しく言わなかったけど。 魂の存在は完全に信じてるってどこかのインタビューで言ってた。 あと、加瀬さん追悼ツアーで開幕前に加瀬さんの曲流さないときは加瀬さんが悪戯する、って言ってたのは本気だったと思う(笑)。
そーそー それから ヒルコの時も 最初断ってたんだっけ?
って言ってましたよね
 
にやにやした顔
だから霊感あると睨んでるんですけど。 古希の時、ステージの右側空けてるのは井上堯之サンとか加瀬サンとか、亡くなった人が遊びに来たときのためだとも。アレも本気な気が。私も見えないかなぁとたまに目を凝らして空間見つめたけど全く見えたことなかったワ
 
口を開けて冷や汗をかいた笑顔
はるはる@haruandwanko 
へええええ! 全部初めて知った! それを聞くと、表には出さないけど信心深い人に思えてきた。 そういえば旅が多い人はホテルで見ちゃって開眼するから、見える人多いって話も聞くし。 結構いろいろ信じてるのかも…。 なんかお盆にぴったりな話題w 教えてくださってありがとうございます!!


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*1:超能力者。秘技・スプーン曲げは当時の小学生全員が挑戦したはず

*2:7枚目のアルバム「いくつかの場面」の収録曲「U.F.O.」の歌詞