はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

ジュリー初心者が胸いっぱいの初ライブを振り返ってみた ④

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▲2023.4.23(Sun.)@函館市民会館の赤トラさん
 

 函館に行かれた皆さんは体感されたかと思いますが、まぁとにかく寒かった!

 早めに行って赤トラを確認して喜んでいたものの寒過ぎて即刻退散。温泉で体を解凍していたらギリギリになってしまい、会場入りは開演10分前(初心者のくせに余裕だな)。

 この日は5列目。下手ブロックでした。

 「うーん。初日に比べると遠いな…」と思ったものの、傾斜が結構あって見やすいし、何よりも

ということで大変によろしゅうございました。

 

初回のテンパり具合を悟る2回目

 2日目はジュリー様を斜め横から見る形になりました。角度がついたのに初日ほどぽっこりおなかはなぜか気にならず。

 全体像が見えるので「髪型かっこいい」とか「そんなところでジャンプするのか!」とか「ヘドバン激しすぎΣ(゚ロ゚;)ぎゃー大丈夫ー?倒れないでー」とかいろいろと見えて楽しかったんですが、ライブが進むごとに初日のテンパり具合がどんどん明らかになっていきます。

 

このほかにもいくつか。

・客席が「おいど!」と言う時、ジュリー様は自分のおいどにタッチする。そのとき膝を90度に曲げ片足を上げるので、若かりし頃のヒップラインが一瞬蘇る。

勝手にしやがれのカバンは風呂敷包みなんですか?

・「あああ〜」で一瞬セクシー盆踊りが見れて感涙

・I'm in Blueの ♪I'm just a dreamerの歌詞を聞いて突然心臓をギュッと掴まれた気分になった。夢見る74歳と、それを見て幸せな気持ちになる多くのファンが同じ空間にいるこの感激よ…。

 

後期高齢者の体力継続時間および運動強度の限界とは?

 ジュリー様だけを近視眼的に見ていた初日の感想の総括は「ジジイ、すげえ!」でしたが、全体的な流れが見えた2日目は「ジジイ、すげえ!」にグレードアップ。

 だって…ステージ狭しと動き回り息も切らさぬ74歳。

超常現象か!

 どう考えてもおかしい。74歳が走り回りシャウトし、挙げ句の果てにヘッドバンギングですと?!

 信じられないものを見てしまった…と、まるで未確認生物に遭遇したような一種の恐怖すら感じるワイ。

 このおじいさんは30年ほどタイムリープしてきたんじゃないかと一瞬本気で考えたけれど「科学的思考をしろ!しっかりするんだ!」と自分にゲキを飛ばして、走り回る74歳を見ながら「後期高齢者の体力継続時間および運動強度の限界」について考察していたけれど、未確認生物という疑念は消えず…。

 スーパージジイ…あんた一体何者なんだ?(あ、ジュリー様だった)

 

「約束の地」で本物の歌手の凄みを見た

 初日には圧倒されて終わった「愛まで待てない」でしたが、2日目はあの大騒ぎからどうやってバラード「約束の地」を歌う息に整えるのかに興味が湧きました。

 ジュリー様は直立して大きく大きく腹式呼吸をして整えていくのですね。

 「約束の地」は最初の数小節こそほんの少し息が切れていましたが、歌い進めるうちに息が整い腹式呼吸も小さくなり、声は豊かに増していく。「はあああああーーー。ジュリー様すごいなぁぁぁ」と見惚れて聞き惚れるばかり。

 これって50年以上ずっと歌い続けていたからできることなのだろうし、たとえ若くたって一般人が同じことをできるわけもない。あの大きな腹式呼吸から本物の歌手の凄みというものを感じずにはいられませんでした。

 

お願いです。永遠に間違い続けて

 函館のジュリー様は声の伸び、ご機嫌とも初日の札幌より良かったように思いました(札幌市民かつ札幌が初参加の私は若干嫉妬ですが笑)。

 そんな中での「あなたへの愛」やり直し事件💛ですが、あんな嬉しいことあるんですね。あんなことになるなら永遠に間違い続けて欲しい(全編鼻歌でもいいです)。そして永遠に歌って欲しい笑

 ジュリー様が函館でライブをやるのは10年ぶりだった(前回はジュリワンで、しかも一般のファンは入れなかったらしい)そうです。

 MCで「今度いつ来れるのかな?」と言っていたので、2025年まで決まっているという日程に今のところ函館は入っていないぽいですな。函館のファンにはずーっと会えていなかったし今後も未定だからこそ歌い直してくれたのか、それとも調子が良くてノッていたのに最後の最後でミスしちゃったので完璧に終わりたいと思ってくれたのか…。

 ジュリー様のお気持ちはわからないけれど、結局やり直しも間違っちゃって「また今度!」って、(>ω<)こんな顔で何度も言っていたので、本当にまた今度来て歌ってくれたら嬉しいなと思います(来た時は忘れてるだろうけど)。

 私は初回の札幌で感激のあまりさんざん泣いたので、2回目の函館は泣かずに楽しむぞ!と思っていましたが、1回目の「あなたへの愛」を聴いている時に「あああこの曲が終わったらこの夢のような時間が終わってしまう」と思って急に切なくなって泣けてきたんですよね。

 でもまさかの2回目を歌ってくれて少し気持ちが救われたというか。

 例えは微妙ですが、悲しいお話の演劇の舞台を見終わったあと、役柄で死んだはずの役者がめっちゃ笑顔でカーテンコールに出てきてくれて観客の心が持ち直すというアレ。今回の歌い直しは私にとってあの感じに近かった。それで「ありがとう!また会いましょう!」って気持ちを立て直せたので、本当にありがたかったです(と言いつつも、翌日しっかり落ち込みましたが↓)

 

 ライブ終了後は地元から参加したと思しき何組ものお姉様たちが「楽しかったね〜」「来て良かったー」ってニコニコしながら言っていました。そう、本当に楽しいライブでした。

 会場の外に出ると、美しい三日月とすぐそばで輝く宵の明星が西の空に見えて、なんというジャストタイミング!さすがジュリー様!と少女のごとく(正体はBBAですが)キュンとしたのもよい思い出になった2回目@函館でした。

 

北海道2公演感想まとめの⑤へつづく(長くてすみません。次が最終回です)