はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

ジュリー初心者が胸いっぱいの初ライブを振り返ってみた③

その②からつづく

 

 ステージ目の前すぎる。いいい胃が痛い…。ここにほんとにジュリー様来るの? 嘘だろー。

 左右ともキャハハうふふと楽しそうなベテランお姉様たち。挟まれた初心者は緊張のあまり地蔵状態で固まる。

 ブーが鳴った。「立ちあがっての声援可」のアナウンスが聞こえてきたけど現実感がない。客電がやさしく落ちた。動悸がさらに強くなる。

 

うぁぁ…ジュリー様の声だぁぁぁぁぁ😭

 ステージに人が出てきた。折り目正しそうなこの人はカズさんと呼ばれているお人なのだろうか? おおーメンバーさんってずいぶんいっぱいいるんだな。ジュリー様はいつどこから出てくるんだろう? 前奏が鳴り期待感MAXのところで走り出して来るのかな? 

 そう思っていたら拍手が一段と強くなり「キャー!ジュリー!」の声が聞こえた。ん?ジュリー?え?ジュリー?!

 メンバーに混ざり静かに、されど威風堂々と歩いて来るゴーグル&フード姿の御仁がいる。もしやあの人…?? え? でもこんな静かに出てくる? いや、あの人が本当に本当のジュリー様なのかはまだわからない…。

 「ジャストフィット」のイントロが流れ始める。ゴーグルの人が中央に立ちマイクを持った。うわあぁぁジュリー様の歌声がする。目の前にいるゴーグルの人からジュリー様の声が聴こえる。本物?本物?本当に本当にジュリー様なの? 

 

やっと会えた。ついに会えた。

 

 そう思ったら涙が出てきた。歌っているゴーグルの人が涙でぼやける。一秒たりとも見逃したくないのに涙で見えない。声だけが聞こえてくる。CDよりかなりハスキーになっているけれど、紛れもないジュリー様の声。ずっとずっと聞きたくてたまらなかった歌声が聞こえる。泣いているのがバレるのは恥ずかしかったけれど涙を拭いた。その瞬間、歌っていた人がゴーグルとフードを外した。 ……うぎゃー!

 

私の目の前に立っていたのは、本当に本物のジュリー様だった。 

 

すべての事象にキョどる初心者

 じゅじゅじゅじゅりーさまだーと涙ぐみながらジュリー様のご尊顔を拝していたら突然視界が暗くなった。何事?!とキョどる初心者。周囲の人たちが一斉に腕を上げたため暗くなったと気付いてさらにキョどる(「サーモスタットな夏」のらぶ&ぴーすでした)。

 キョどったあとは周囲の様子をチラ見しながら「ここは手拍子、ここはジュリー様に合わせて踊る」等を心の中に冷静にメモる。

 メンバー紹介前のMCで、2018年以来5年ぶりの札幌に向けてジュリー様が「久しぶり!!元気だった?」と言ってくれたところで 

 

しゃべったーーーーー!!!!とまた涙ボタボタに。

 

 「久しぶり」ではなく「初めまして」の私はどう反応してよいか本気で迷い、ジュリー様をガン見しながら「は、は、はじめまして。やっと会えましたやっと会えましたやっと会えました」と心の中で繰り返す気持ち悪い行動に出る。 

 なお、この時の私の手はマリア様を拝むがごとく指を組んで合掌。目の前にいるこの爺様は神か!と自分で自分につっこむも「神だな」と冷静に思い直しそのままの姿勢でガン見を続けていた。  

 

「恒例」にもキョドる初心者

 ジュリー様のおしゃべりは続き「それでは恒例の…」と言ったところで、「恒例? こ、恒例って?((((;゚Д゚)))))))」とまたキョドる。 

 「まいど!」とおっしゃるジュリー様。3年超のジュリー学習では「おいど!」と返すのは関西圏だけのはずだし…と困惑していたら、周囲の先輩ファンたちが元気よく「おいど!」と返答していて、 

 おいどって言っていいのかぁぁぁとまた感激しながら、恐る恐る「…お、おいど」とちっちゃーい声を出すワイ。でも慣れないのと遠慮があってリズムが悪い。 

 そこでジュリー様直々のご指導が入った。「まいど!おいど!まいど!おいど!まいど!おいど!これくらいのスピードで」。おお、ご指導めっちゃわかりやすい。

 無事「まいどおいどデビュー」を果たして安心したのも束の間、「最後まで ごゆっくり」のひざまずくポーズを初めて見てパニックになる。

王子さまが、ひ、ひざまずいたぁぁぁぁ=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)

 

ただひたすらにジュリー様のご尊顔をガン見

 本当なら一曲ごとに何を感じたのか記録したかったのに、もうそれは叶わない…何故ならば

 

覚えていないから! 

 

 とにかく目の前にジュリー様がいるだけで感激感涙感無量。ご尊顔のみをガン見していたので、ライブの流れや細かなことはほとんど覚えていません。なので2回目の函館で「え?こんなことしてたの?」「こんな振りつけだったんか!」といちいち驚いていたワイ。

 ただし!ひたすらにガン見していただけに、ジュリー様のお姿は多少覚えているのである。 

 

その1.おなか

 シルバー?グレー?のジャケットでは「おなか!」っていう印象。お腹がコンパクトにドン!とせり出していて「うむ、内臓脂肪ずいぶん育ったな」といらんことを考えるワイ。 なおアンコールの衣装では「オオカミまでせり出して来ている」と再度いらんことを考えていた。

その2.汗

 ジャケットを脱ぎ紫のシャツになった時には、肩から肩甲骨あたり、脇の下、胸まで汗で濡れていて、74歳のその色気に目を疑う。シャツが2色切り替えなのか?とも思ったけれど、両脇の濡れ方の違いを見て「汗! 眼福!」と確信したのである(はい変態です、すみません)。 

その3.ボタンを外す反則行為

 シャツの袖のボタンを外すお姿は反則だなーあれはイカン! そりゃあもうとにかくセクシーで(うっとり…)。

 ボタンを外して腕をまくる姿がセクシーに見える74歳がどこの世界に存在するんだよ!と何故か憤るワイ。会場にいた皆さんもうっとり見惚れていませんでしたか? あの瞬間は会場が水を打ったようにシーンとなっていた気がします。 

その4.花粉症ですか?

 目がずいぶん赤いなぁと思いました。私は下から見上げる形だったので上眼瞼結膜が見えていただけなのか、白眼が赤く充血していたのかはわかりませんが。あれも花粉症の影響なんでしょうかね?(ジュリー様、お大事に…)

 

ジュリー様のお耳に私の声が少しでも届いていればそれでいい

 終了後は速攻帰宅。帰り道ではライブを脳内再生して夢見心地でした。初参加の私にとって、今日のライブは大満足の大感激の超最高。

 でもそれは初心者ハイの私の思い込みではなく、ベテランの先輩様たちも「良かったーーー!」と言っているのを帰宅後に知り、参加デビューが良いライブに当たったんだと思いすっごく嬉しかった。

 そしてその夜は「本物のジュリー様に会うことができた」という強烈な感激がよみがえり、またもグスグスと泣きながらコンレポを見ていたジュリー初心者なのでした。

 

函館編の④、北海道公演感想まとめの⑤へまだまだ続く〜