はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

50年前の「同棲時代」を堪能して「遠い旅」にたどり着いた話

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 ジュリー初心者になって良かったことのひとつが、現在芸能界の大御所になっている歌手や俳優さんたちの若い姿を目にする機会が増えたこと。男性はかっこいいし、女性はとにかく綺麗でめちゃくちゃかわいい!!

 近年「シロさんのお母さん」と認識していた梶芽衣子さんもそのおひとり。ジュリー初心者になって「同棲時代」の存在を知り、梶さんのとんでもなくかわいいお姿にそりゃもうびっくりしまして。その後映画「女囚さそり」の写真を見て、あまりの美しさにヒィィィィと恐れ慄いていたりしたのでした。

 「『同棲時代』いつかは見たいけど、無理だろなぁ」と思っておりましたが、このたび天使のごとく優しき先輩に見せていただく機会に恵まれ堪能いたしましたので、備忘録を残します。

 以下ネタバレしますので、未見の方はご注意を!

 

---------以下ネタバレ---------

 

【登場人物】

・今日子=梶芽衣子さん
・次郎=1973年のジュリー様
・今日子の上司=仲谷昇さん(当時43歳)
・友情出演=ショーケン 

 

【超ざっくり内容】

・喫茶店で今日子と次郎が出会う
・会って2回目で早速結ばれる
・同棲スタート
・子供できる
・今日子不安になる
・結婚決める

 

【箇条書きのひとこと感想】

・いきなりモノクロで出てくる淀川長治的ポジションのこのお方は誰? 高橋圭三さん?

・圭三さん?の解説によると1973年の“ナウな若者の物語”らしい

・ジュリー様、またジロウ😄

・雨宿りの軒先で目と目が合って微笑まれただけで次郎の部屋に行っちゃう今日子(相手がジュリー様だから仕方ない)

・めちゃくちゃ散らかっていて「タオルが臭い」と自覚している部屋に、女の子を連れ込む次郎の若い情熱ฅ(º ロ º ฅ)ゴォォォォ

・次郎に乱暴されそうになり泣く今日子。そうなることがわかってただろうに、なんで付いて来たの…(相手がジュリー様だから仕方ない2回目)

・今日子を力づくで押さえようとした時の「いいじゃないか! どうってことないだろう! 子供じゃないんだから!」のセリフがめっちゃ棒のジュリー様(すみません)

・24歳なのに「子供じゃないんだから!」の声が研三さまの謎

・割れたすりガラスをテープで補修しているような次郎のボロアパートで、女の子の悲鳴と男の怒鳴り声とドタバタ暴れる音が聞こえたら警察案件…。

・そんなことがあったのに、後日地下鉄のホームで偶然次郎に会ったらまたついて行っちゃう今日子(相手がジュリー様だから仕方ない3回目)

・次郎がお世話になっている得意先の事務所に行く2人。そして事務所の合皮のソファの上でなぜか裸になっている2人(得意先の事務所やで…。誰か来たらどうすんの)

・翌日、今日子のアパートに潜り込もうとする次郎。大家さんの居間から丸見えなので、アパートというより間借りという風情。昔のアパートってこんな感じだったのね。

・女性専用の間借り部屋に男を連れ込まれては困る!と怒る大家さんに「うるさいババア!」と怒鳴るジュリー様。いや、そこは大家さんが正しいと思うよ…。

・結局アパートを追い出された今日子(そりゃそうなる…)。次郎のボロアパートで同棲スタート。

・おお!ショーケン !(超チョイ役)

・在宅仕事中の次郎にしつこく話しかける今日子。次郎というかジュリー様の「うるさい!」という怒鳴り声が、こ、怖い…(でも怒る気持ちは超わかる)

・「30代の上司」と紹介された当時42歳の仲谷昇さん。見た目と貫禄が現代の60代。

・今日子が上司と食事に行ったと知り、拗ねるジュリー様が超かわいくて正義。

・育てていた花の球根を食べておなかを壊す次郎(おなかよりも頭が心配←ごめん)。

・1972年はSLに乗って旅行に行ってたのか!!!すげー!

・今日子に子供ができて驚く次郎。うん。あの感じならそりゃできるよ、と視聴者全員思ってたはず。

・おお! 大根持ってキャッキャと走る有名なシーンを目にできて胸熱。

・「別れる別れる」とジメジメ発言を繰り返す今日子に「愚痴っぽくて嫌味だぞ!」と怒る次郎。うむ。ワイもそう思う。

・は! 今日子ちゃんは結婚したくてジメジメ発言をしていたのか!(おばちゃん鈍くて気がつかなかったよ、ごめん)

・結婚を決めたあとの、晴れやかな笑顔でじゃれ合う今日子と次郎。かわいいなぁー。

・エンドロールに研ナオコ。え?どこに出てた?

感想まとめてみた

 梶芽衣子さんがとにかくかわいい。小さな丸顔と大きな目の大勝利。そんな美女があんな美男と出会ったら、くっつくのが必定と思ったのであります。

 そんな美男美女が紡ぐ物語のキーワードは「寂しさ」だと感じました。故郷から都会に出て一人暮らし。淡々と過ぎる日常に流されるうちに人恋しさが募り、そのタイミングで出会ったからこそ同棲が始まった。

 本編の冒頭で高橋圭三さん?が同棲という言葉には「後ろめたい不潔感」があると言っていました。それを軽々と乗り越えるのが1973年の「ナウな若者」だったんだろうと。

 そういえば最近「同棲」という言葉を聞く機会が減りましたかね? 近年は「同居」や「ルームシェア」と言うことが多いから、時代が変わっても言葉の後ろ暗さは多少残ってるからなのかもしれません。

 それにしても木造ボロアパートの狭い部屋、お金がないし生活感ありまくりなのに汚らしくならないのは、主人公が美男美女だろうなぁと。むふ。

 

ジュリー様と梶さんの美しさが切ない

 「寂しさ」に話を戻します。同棲を始めてからも、今日子そして次郎も寂しさを拭えない。

 好きな人と一緒に暮らしていても愛が確信できず、若さゆえに未来も見えない。2人でいるのに心細くて寂しくてたまらない。

 若いジュリー様と梶さんの美しさが、その寂しさをより一層引き立てているように見えて、ああ、おばちゃんも切ない。

 

だから「遠い旅」がハマった

 そしてこのドラマにピタッとハマったのがジュリー様の「遠い旅」。挿入歌でもなんでもないし、歌詞のシチュエーションも違うんですけれど。

 まあそれでも、若い2人が故郷を離れ寂しさを抱え肩を寄せ合っているのはドラマと同じだし、「♪泣かないで 可愛いひと」「♪小さな肩が震える」を聴くと、次郎のそばで泣く今日子の姿が目に浮かんできます。

 そして歌詞が次郎と今日子の人生の旅を歌っているように思えるという具合で、すっかり洗脳されてしまいました。

 何よりも若くて青いジュリー様の切ない歌声が、このドラマの雰囲気にぴったり。そう感じて「遠い旅」を鬼リピートするジュリー初心者なのでありました。

 

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