はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

ジュリー様の林檎の種が約束の木になりましたっていうお話-Promised SSA-

「約束の地」を聞いたとき最初に思ったのが「なんで林檎?」でした。大人のジュリー様が歌うラブソングなのに「林檎の種」がとてもかわいらしく聴こえて意外に思えたので

▲歌詞を教えてくださった先輩ファン様、ありがとうございます!

 ロマンのカケラもないワイは「愛する人と来世で出会う約束の地の目印とするのなら、もっと目立つ木がいいんじゃないの? もみの木とかイチョウとかカエデとかー」と、身も蓋もないことを思っていましたが(♪僕は約束の地に イチョウの種を蒔くだろう〜♪だと銀杏になってしまうので即刻取り消します)

 なんで林檎なんだろ?と調べると、宗教改革者・マルティン・ルターが言ったとされる「たとえ明日世界が滅びることを知ったとしても、 私は今日林檎の木を植える」が出てきて腑に落ちました。ルターの意味は「俺の宗教改革の炎は未来でも燃え続けるぜ」的な感じ(違)なのかと思いますが、

 ジュリー様の方はラブソングなので、林檎の種を蒔くのは愛する人との約束の地の目印するため、もしくは来世でも君と幸せな花を開かせようねっていう感じかと思うわけです。

 歌詞の中の「僕」と「君」は前世でも今世でも出会いと別れを経験しているんですね。前世で愛し合っていた2人が今世でも約束の地で巡り合い再び愛し合った。そしてまた悲しい別れ(Death)が訪れてしまったけれど、僕は来世でも愛する君に逢うため約束の地に林檎の種を蒔く…。覚和歌子さん天才!と惚れ惚れしてしまうラブソングなのです。くぅ〜!

 

初心者が行っていいのかと悩んだ約束の地

 2022-2023まだまだ一生懸命ツアーの本編ラストで歌われる「約束の地」。ツアー初日に歌った直後にジュリー様の口から、2018年DCJ(ドタキャン事件と言うのがイヤなので略しましたW以来の2023年SSAライブが発表されたことから「2023 SSA=約束の地」が定説となっています。

 でもジュリー初心者である私は、実は割と最近までDCJから2年も後にファンになった初心者が2023SSAにおじゃましていいんかいな?」と思っていました。

 SSAが約束の地であるならば、そこに集っていいのは2018年の7000人の先輩たちだけなんじゃないか?と。

 2018年当時まだファンじゃなかった私はDCJに完全ノータッチ(話題になったことすら知らなかった)で、ジュリー様と何の約束も交わしていないし…と遠慮する気持ちが強かったわけです。

でもさ…ワイだって仲間に入りたい( ´•ω•` ) 

 なんとか自分が納得できる方法はないものか…と思い2018年DCJの記録を遡っていたある日、
初心者もジュリー様の約束の一端を体感しているじゃないか!」と思うに至りました。

(2018.10.22スポーツ報知から引用)
 スーパーアリーナへの来場者には「不快な思いをさせたのは事実。すべて沢田研二の責任」と謝罪を忘れなかったが、「それ以外(キャンセル)の方法も知っているが、立ち止まって、音楽人生の一つのポイントにしようと、“旗”を掲げたんです」と決断に至るまでの心情を告白。
 「白旗ではなく情熱の赤い旗。①もう一度、スーパーアリーナを満杯にする目標ができたことをうれしく思います。70歳ですから見果てぬ夢になるかもしれませんが、②その日を目指して努力するとはいけないことだとは思いません」と決意を表明すると、ファンから盛大な拍手が送られた。

 超ざっくり考えると、下線①は目標②はファンへの約束。②を少しだけ修飾すると「その日を目指して(絶対リベンジしたるからなと思いながら🚩を掲げて)努力する」になりましょうか。
 つまり2018DCJでジュリー様は「目標(SSA満杯)に向かって努力する」とファンに約束し、この5年間その約束を見事なまでに果たしてくれた。だからSSA満杯という目標が達成されたという幸せなストーリーが間もなく結実するのです。

「約束の地」を満たす19000+1個の約束

 DCJでジュリー様がファンにしてくれた約束。それを受け取ったDCJ当事者の7000人+全国の先輩ファンは、「ジュリー様の努力と挑戦を見守り応援し続け、目標達成(SSA満杯)を見届ける」ことを約束したと初心者は勝手に考えています。

 だから「あーん。そんな濃厚な約束の地に2020年からという極浅初心者ファンは入れない〜」と思いました。でもほんの3年ちょいだけど私だってジュリー様の約束の過程を見守り、ジュリー様を応援してきた。だから自分なりの約束を守るためSSAでジュリー様に逢うことが許されるかなと思い直したんです。都合のいい解釈かもしれませんが。

 ファンがジュリー様と交わした「約束」はもちろん十人十色。19000人それぞれが自分なりの約束を胸に携え約束の地に向かうはずです。だからSSAに集結する約束の数はあのお方の分も合わせて19000+1個

 そして生中継のテレビの前、後日発売される円盤の前も合わせ、星の数ほどのたくさんの約束とファンの思いがジュリー様を見守り、挑戦の過程と達成を祝福するのだと思うのです。

ジュリー様が蒔く「また逢おうね」の約束の種

 楽曲の「約束の地」に話を戻します。

 歌詞の中の「僕」は「君」と来世で出会うため約束の地に林檎の種を蒔きますが、リアルのジュリー様は一期一会のその日のライブに集ったファンの心に、林檎の種を蒔いてるんだと思うのです。「また逢おうね」という約束の林檎の種を。

 わたしは今年初めてライブを見た日から「ジュリー様にまた逢いたい」と思い続けていますが、それはきっと林檎の種が心の中で「約束の木」になって育っちゃったから。

 私の心に立つ約束の木は、また逢いたいと思う気持ちやライブの思い出の象徴。この木がシンボルツリーとして立っている限り、私はジュリー様に逢いに出かけるのでしょう。いや、もし何かの事情で逢いに行けなくなったとしても、遠くからジュリー様を想い続けるはず。

 そう考えると、ジュリー様はいったい何人の乙女たちの心に林檎の種を蒔き、約束の木を育ててきたのか…(天文学的数字よ…)。

 さあ2023.6.25も、SSAで、WOWOW生中継で、円盤で、私たちの心にまた新たな林檎の種が蒔かれちゃいますよー! 皆様、心を潤してご準備をー!

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