はるはるの“ジュリー初心者”日記

ビギナージュリーファンの“はるはる”が、沢田研二様への愛とジュリー学習の過程を語ります。読書メモ「図書館のなかのジュリー」、ライブ感想、初心者の戯言の3本立てでひっそりと運営中。TwitterID @haruandwanko

島﨑今日子「ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒」/沢田研二研究者による沢田研二研究書

図書館のなかのジュリー

ビギナーJULIEファンの“はるはる”が、沢田研二様に関する(図書館で借りた)書籍を、
ジュリーに著しく偏った観点で語る読書メモです
(一般的な書評とは異なることをご了承ください)

 

ジュリー度:★★★★★(5段階)
島﨑今日子著「ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒」
文藝春秋,2023年,本体価格1800円

 

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 ジュリー様本人が「読まんでいい」と仰っているモノを読むことに迷いはありました…が、知りたい欲求が勝ってしまった(買ってないのでお許しください、ジュリー様)。

 読後の率直な感想①は「これだけの膨大な資料をよくまとめたなー。プロのライターさんすげえええ!」、そして感想②は「島﨑さんは第二の肩書きを『沢田研二研究者』にしていいんじゃね?」でした。

 文献を探すのも集めるのも読み込むのも大変だったろうし、それを整理してまとめてエンタメ的読み物にしたのはとにかくすごい。そこは本当に称賛以外の何物もないし素直に尊敬しかありません。

 本書にはすでに多くの書評が存在するので、私の読書感想文はさっくり割愛(正直言うと全381ページに綴られたジュリー様の凄さを書き表す自信がない…)。

 なのでここから先は、読書感想文とは違う視点で初心者が感じたことをメモしていきます(そして退屈な話が続きます)。あくまでも個人の感想ということで、何卒ご了承ください。

 

読みやすし沢田研二研究論文と思ふのである

 研究っぽいという印象は、膨大な文献引用とインタビューから成り立つ構造が文学研究や作家研究みたいだと思ったからです(あくまでも個人の印象です)。

 漱石とか三島とか教科書に載るような作家の研究とは、作品や作家を調べ尽くし考察を深めていくある意味オタク的作業だと思うのですが、本書の印象はこれに近い。大のジュリーファンがジュリー好きを突き詰めた集大成!に思えまして(褒めてます)。

 加えてこの作業、ワイが学生時代にゴリゴリやらされた「質的研究」の手法となんだか似てるなぁと思ったわけです。

質的研究とは、インタビューや記録などの主観的データをもとに研究対象の社会的・文化的な解釈を深める研究のことです。 社会的背景や対象者の心理、性格といった数字で表すことができないデータを集約して、対象者の心理的傾向や文化などへの理解を深めることができます。

株式会社スマートゲートHPより引用


 ワイの学生時代は、研究課題に合った文献を読み漁って筋道を見つけて考察して膨大な文献とインタビューから必要な部分を引用して組み立てて文章にまとめる…という拷問作業を死ぬほどやらされた思い出すのも辛き日々…(遠い目)。

 まあ、そんな学生のしょぼいレポート作成と比較するのは失礼かと思いますが、本書を読んでこの質的研究を思い出さずにはいられませんでした。

 週刊誌連載当初はデータとインタビューを組み合わせたノンフィクション?伝記?と思うこともありましたが、本書にはところどころに島﨑さんの「〜ではないか?」という考察・推論も混ざっていたので余計に研究論文っぽく感じたんですよね。

 

ジュリー史学習の参考書になる?!

 論文と考えれば、引用文献や歴史の記述はすべて事実。であれば「ジュリー史学習の参考書」にできるかもと思いました。

 でも前述のようにところどころ島﨑さんの考察や推論が混ざっているので、「書かれたことすべてが事実ではない」を念頭に置くことが必須なのですが。

 なお、さっきから「ジュリー学習」なんて堅苦しいことを言ってますが、ジュリー様が72歳からの超後追いファンの前に立ちはだかる大河級の歴史を自然に覚えるのはどだい無理な話。なのでファンになった当初から「ジュリー史を勉強する」という意識を常に持っています。

 ちなみに超初心者の頃、こんな↓涙ぐましい努力もしていました(笑)。

 

見方や感じ方は人によって違うから…

 ここから先は初心者のくせにかなり生意気なことを言いますので、ご不快に思われる方がいらっしゃったら申し訳ありません。

 やっぱりなのですが、ご本人の許可なしに大々的に出版してしまったのはなぜなんだろう?という疑問がどうしても拭えず…。

 後書きに「取材申し込みを何度も断られた」とありましたが、だから「それじゃ許可なしで出しちゃえ!」に至るのは振り幅が大きすぎやしないか?と。

 前述した質的研究ではないですが、もしどこかの大学で研究論文として書かれたのだとしたら手放しでスゴイ!と思うけれど、現実はジュリー様本人の許可を得ずジュリー様の名前を使って、誰かが利益を得ている…。

 なので「え?それっていいの?」と思っちゃうんですよね、個人的には。

 ポジティブに考えれば、ジュリー様の偉業を世の中に広く知らしめるという功績はあったかもしれないけれど、私としては「どうなんだろう?」という思いの方がやっぱり大きいのです。

齟齬が生じているなら書かれる側はキツイと思うの…

 約20年前、人気バンドCのメンバー間の確執で“ぼーろ本”が出た時に、ボーカルFが「あの本はT(本を出版したメンバー)から見た真実なんだよ」と言ったと報道されましたが、この事象は「人によって物の見方や感じ方が違う」ことをよく表している思います。

 つまりジュリー様とて、「身近な人が証言するジュリーのあれこれ」と「ご本人が思っているあれこれ」は違う可能性があるわけで。そして我々がSSAで目撃したように、同じ場面を一緒に体験していたとしても50年以上経てば全員違うことを言い出す場合もある(笑)わけです。

 また先述した質的研究は、自分がつけた道筋に合わせてデータの取捨選択をしがち(あくまでもワイの場合ですが)なので、本書も島﨑さんが書きたかったストーリーに過去のジュリー様のインタビューや言動を当て嵌めた部分もあるかもしれない(邪推ですが)。

 以上のことを考えるとジュリー様本人が知る真実とは齟齬が生じている可能性もあるので、書かれる側はそりゃキツイだろなぁ…と思っちゃうんですよね。

 

ジュリー様の言葉が多くの人に齟齬なく届く機会をプリーズ誰かー

 ジュリー様が「間口を小さく」とか「終活」というワードのもとに「今後取材は受けない」と決めたのは何かきっかけがあるんでしょうか?

 ファンのわがままですが、ジュリー様の言葉を多くのファンに届けてもらう機会が欲しいと常々思っています(本書に対してのコメントというわけではなく、現在のジュリー様の気持ちや考えが知りたいのです)。

 ライブでMCは楽しめるけれどそれは会場の数千人に対しての発言だし、いろんな事情で会場に行けない人もいます。先輩たちがツイッターやブログでライブのレポートをしてくださるのはとてもありがたいけれど、それはあくまでも伝聞にすぎない。

 だからジュリー様の言葉が多くの人に、憶測や齟齬が生じず届くよう媒体を使って発信してくださるのが一番安心安全な方法だと思うのです。

 記者の意図が入った記事にされるのが嫌ならば対談形式で受けるとか、テレビやラジオで誰かと対談するとか…媒体社のどなたか企画をお願いします!!(個人的にはジュリー三昧のような長時間モノローグ希望)。

 「取材は受けない」というジュリー様の意思は尊重しますが、これだけは言いたい。

 ご本人の意思に反して世間が放っておかないのはあなたがスーパースターだからと私は思います。

 ジュリー初心者の拙き小さなこの声、どこかでジュリー様に届きますように…。

 

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平安寿子「あなたがパラダイス」/ジュリー様と共に人生を歩む先輩たちの歴史小説

図書館のなかのジュリー

ビギナーJULIEファンの“はるはる”が、沢田研二様に関する(図書館で借りた)書籍を、
ジュリーに著しく偏った観点で語る読書メモです
(一般的な書評とは異なることをご了承ください)

 

ジュリー度:★★★★(5段階)
平安寿子著「あなたがパラダイス」
朝日新聞社,2007年,1600円+税

 

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 ジュリー初心者の私がツイッターのジュリークラスター界隈に棲んでから現在進行形で思っているのが「先輩ファンの皆さまがやけに可愛い」ということ。
 つぶやく内容が可愛いし、時折写真がアップされるグッズや身の回り品・ファッションも可愛い。行動も可愛いし、ジュリー様への愛情表現も一途で可愛い。

 ううむ。なんでだろう?とずっと不思議に思っていたその理由が本書を読んで腑に落ちたのであります!

描かれるファンとジュリー様の歴史

 本書は更年期を迎えたジュリーファンが登場する3編の短編小説。2005年のアルバム「greenboy」の「MENOPAUSE」から着想した物語です。作中で描かれる更年期症状や、更年期世代の女性が直面する家族や社会の問題、自分が更年期であることを認めたくない葛藤など、最近更年期デビューを飾った私も身につまされる内容が多く興味深く読みました。

 が! ジュリー初心者としての読みどころは、作中に登場するジュリーファンの描かれ方なのであります。この小説が週刊朝日に連載されていたのは2006年なので、当時のジュリー様は57-58歳。

 更年期を迎えたファンたちが、人生でジュリー様とどう関わり、何を見て何を考えて、何を感じてきたのか…ジュリー様との過去の歴史を持たない初心者は、そこがとても面白かった。

 ここから先はネタバレ全開。まだ読んでいない方は、小説を読んでからまた来てくださーい✋


#1.敦子(MITSUKO)とシルビィ➡︎ジュリー様一筋

 この章に出てくるのが「ファンサイトの掲示板」という懐かし文化です。ありましたねー! インターネット黎明期の掲示板文化。ISDN(だっけ?)で3分10円で、繋げるときにピーヒョロヒョロヒョロってFAXみたいな音がして(ん?ワープロでやってた「パソコン通信」と記憶が混同しているかも)。

 で、敦子はこの掲示板で「MITSUKO」と名乗っています。掲示板上でファン同士の交流があり、オフでも仲間にMITSUKOと呼ばれているのは現代のツイッターの世界とまったく同じで面白い。

 小学生時代にジュリー様に堕ちてから一途にファンを続けている敦子は、50歳の今は年間にツアー最低5回、音楽劇3回、トークショー・正月ライブも行き、CDやDVDを全部買い揃えるという「年間のジュリー予算を計上したうえで支出を案配するジュリー中心主義者」。

 うはー、うらやましい…と思うと同時に、こんな“ジュリー中心主義者”の先輩はたくさんいるんだろうし、その先輩たちが50年以上ジュリー様を支えていたと思うと「ありがとうございます🙏」と拝まずにはいられない初心者。

 対して「シルビィ」は同じく掲示板に登場するファンでジュリー様の3歳下。リアルタイムでLPやパンフレットを収集し、ライブや演劇の感想をノートや掲示板に残していた女性。大人になってからもジュリー様の写真をハートで象ったりと可愛らしい。

 この2人に共通するのは、少女時代にジュリー様と出会い、これまでの人生を共に生きていきたということ。彼女たちの人生のあらゆる場面にはジュリー様が存在していて、嬉しいこと・悲しいことすべてにジュリー様の歌声が寄り添ってきた(くぅ〜)。

 超後追いの初心者にとって、この2人はとてもうらやましいタイプの先輩像なのであります。

#2.まどか➡︎中抜けファン

 まどかも50歳。中学生時代にタイガースの王子様に出会い夢中になったファンのひとり。部屋中にポスターを貼り、お小遣いをためてレコードを買い、コンサートに行く時は一番かわいく見える服を着て出かけていました。

 でもそんなまどかも大人になりジュリー様がソロになった頃には熱が冷め、その様子は「夢が栄養源だった少女時代が終わったのだ」と表現されていてなんだか切ない。

 結婚・子育て時代にはジュリー様を思い出すことがなかったけれど、更年期になり実親の介護をきっかけにかつて純粋に憧れたジュリー様に再び出会い、過去の自分を思い出すというストーリー。

 なお、まどかの中学時代の描写がすごく可愛らしくって、少女時代に王子様のファンになった先輩たちはこんな感じだったのかー!と、またまたうらやましくなりました。

#3.千里➡︎後追い新規ファン

 40歳で早い更年期が来た千里は、「MENOPAUSE」をきっかけにジュリー様の魅力を知った新規ファン。33歳のいとこ(従弟)が90年代のロックなジュリーをリスペクトしているという偶然もあり、いとこが教えてくれるジュリー様の曲に勇気をもらい更年期の自分と向き合っていきます。

 この章では、後追いファンがジュリー様の深さを驚きとともに知っていく過程が描かれていて、似た過程をたどっている初心者の私はとても共感できました(そしていとこが語る40代〜50代のジュリー様の楽曲解説も大変タメになった)。

 

可愛らしさに理屈なんていらないんだ

 ジュリー様のファン歴3年半の超後追いの私は、遡れる自分の歴史が限られています。どう頑張っても「ジュリーファンの少女」に遡ることはできないし、今までの自分の人生をジュリー様とともに歩むこともできません。なのでツイッターで先輩たちの歴史や経験を知っても、自分の経験として落とし込めないため、先輩たちの可愛らしさを「なんでだろう?」と不思議に思っていたわけです。

 でも本書で、沢田研二という神話とともに生きているファンの人生を擬似体験したことで、その理由を少し理解できたような気がします。王子様に純粋な気持ちで理屈抜きで憧れたあの頃に、一瞬で戻してくれるのがジュリー様という絶対的な存在。だからジュリークラスタの先輩たちはみんな可愛らしいんだろうなと思ったり。

 中学時代のまどかのように、一番かわいくキレイに見える服を着て純粋な気持ちで「ジュリー!」と叫ぶ。そこには理屈なんかいらないわけで。

マネーもかけよう!MENOPAUSE

 小説の中にはジュリー様の楽曲の歌詞がたくさん出てきます。初心者の私がまだ到達していない2000年代の曲が多くて、小説を読みながら聴くのが楽しかった(100倍の愛しさ、Silence Love、無事でありますよう、この空を見てたら、GO-READY-GO、atom power、ふたりの橋 など)。 

 そして最後になりましたが「MENOPAUSE」について。最初に聞いた時、「あれ?間違って『愛まで待てない』かけちゃった?」と思うくらいアレンジが似ていると思いましたが(どっちも白井さんだからそりゃそうか)。

 歌詞は更年期デビューを果たした今の私にぴったりで「なるほどそうか、ワインに縋ったりスポーツしたりお金をかけたりしていいんだ!」と思い、ちょっぴり救われた気分になりました。

 2005年リリースなのでおそらくジュリー様のご家族へのメッセージソングだったんだろうとゲスパーしていますが、私もちゃっかり便乗中。

 ♪マネーもかけよう、というのは、お金をかけて自分の好きなことをしていいよ、という意味だと勝手に思っております。だからライブに行ってジュリー!と叫ぶのは、優秀な更年期対策になる!と初心者は勇気を得たのでありました。

 

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ジュリー初心者が神席(の端っこ)から見た夢の世界〜④SSAライブ感想おまけですー編

その③感激のライブ感想/ジュリー様編よりつづく

ちょこっと感想いってみよう!

シーサイド・バウンド

 ジュリー様のファンになった当初は、タイガースと一緒にごーばん!する未来を夢に描くことすらできなかったっていうのに、まさか一緒に踊る日が来るなんて…(感涙)。汗かきながら練習した甲斐がありました。ありがたや🙏

落ち葉の季節

 初めて聴きました。ワイの愛聴盤「タイガース ゴールデンベスト」には入っていないので完全に初聴きで、とてもかわいい曲という印象(歌詞を知らないで言っておりますが)。

 サビのメロディが聖歌「あめのみつかいの」に似ているので、ミッションスクール出身のワイは「うおお!タイガースはロックだけじゃなく、讃美歌もカバーするのか!」と盛大に勘違いして感激していた(恥)。

君だけに愛を

 ♪ふたりで駆ける〜の2本指が出せないトラさん。その後の♪夢の世界へ〜で、掲げた肉球ぷにぷにの手のひらが可愛かったのでノー問題。 

勝手にしやがれ

 ♪あ〜あ♪の遊びが少なかったのは、控えたのか忘れたのか。ラストの手の位置は絶対生で見たかったのに、カメラに邪魔され生で見えなくてキー!💢(しかもそのカメラの映像使われてなくて余計にキー!💢)。

オリジナル版TOKIO

 オリジナル版はあの振り付けをしないと知って驚いた初心者。そしてオリジナルは心が明るくなるような、なんというキラキラで快活なメロディーなのかと初めて実感したのでありました。

ロックンロールマーチ

 聴いたことがあるようなないような…と初心者の脳内データベースを高速で検索するも正解がわからず、周囲をチラ見しながらなんとか合わせる。

愛まで待てない

 ほどいた髪を振り乱し、広いステージを駆け回りヘッドバンギング。これを初めて見たときに感じた驚きと怖さ↓

 前記事で予告した「心乱れた愛待て」についてです。

 愛待ての途中だったか終わった直後だったか定かではないけれど、ジュリー様がふらついた瞬間がありました。WOWOWではわからなかったので、横の角度からしか見えなかったと思います。

 ふら〜っと後ろに倒れそうな危ないふらつき方と表情だったので、見ていてかなり怖かった。この近さなら万が一の場合は救命処置に行かなきゃと覚悟して、どこから柵を越えステージに上がろうかとルートを探ったほどでした。

 驚異的な身体能力のジュリー様ですがやはり後期高齢者。ヘドバンや走り回るのはドクターストップがかかったようですが、いつまでも歌っていただくためにも過激な動きはお控えいただきたいというのが私の気持ち。ジュリー様本人がやりたいなら止めることはできないけれど、少なくともファンが「走って」「ヘドバンして」などと求めてはいけない時期が来たと思います。それを知って欲しくて書きました。余計なお世話なのは重々承知のうえです。初心者が偉そうなことを言って申し訳ありません。

ハッピーバースデー

 ジュリー様が呼び込んでいるのにステージ袖でニコニコわちゃわちゃしてるサリタロピー。何をしているのかと思ったら、ろうそくの炎が見えて「そう来たか!」と。“小回りの利く”サリーがとてもよーく見えて感激でした。

 ハッピーバースデーのイントロが聞こえたとき、私たちも歌っていいのかと一瞬迷ったけれど、依知川さんがゼスチャーで促してくれたので大きな声で歌うことができました。依知川さんありがとう。

 そしてハッピーバースデーを歌うことを企画してくれたメンバーの皆様、ありがとうございました。一生の思い出です。本当にうれしかったです。ありがとう。

銀テープ

 残念ながら端っこのワイの場所には届きませんでしたが、実はその後スタッフさんがかごに山盛りに入れてやってきました。最前列の柵越しに目が合って「はい、どぞー」と差し出されたのに、「普通の銀テだし、荷物になるからいらないや」と思い「あ、結構です」と言って断ったワイ…。

だって……………見えなかったんだああ!!

メッセージが書いてあるなんてえええええええええええ😭

老眼の敗北。
悔やんでも悔やみきれない一生の不覚。

 TLで見かけるたびに、いまだにうわーん😭と思うのであります(欲しくて言ってるわけじゃないのでご厚意無用で願います)。

 独り言。「ラヴ・ラヴ・ラヴ」そっちのけで銀テープを拾いに行ったりバッグに大量に押し込み続けていた方たちの様子を、ジュリー様はステージの上からじーっと見ていました。あの目線を思い出すたび胸が痛いっす…。

ラヴ・ラヴ・ラヴ

 泣いてましたね、ジュリー様。目が潤んでいてかなり感極まって泣いている顔に見えました。でもこれもWOWOWで見るとそんな感じじゃないから不思議。生だから見えたのか、横の角度だから見えたのか…。それはわからないけど、あの美しい表情は私の心の中にだけ残るジュリー様と思って大切にしていきます。

 

最後の最後に感想をまとめてみる

 2023年4月の函館でのライブで「今まで私が培って来たいろんなことをやろうと」とおっしゃっていたジュリー様。まさに有言実行でした。

 約束の地に初心者がおじゃましていいのかな?という遠慮の気持ちがあり、行くのをためらっていた時期もありましたが、やっぱり行って良かった。超後追いファンの私でもジュリー様の歴史の1ページに立ち合い、それを一緒に作る経験をさせていただけたと思うから。

 ライブを観てジュリー様は本物の大スターなんだと実感しました。それを実感したことで一時的にジュリー様を遠い存在に感じ、恐れ慄いてしまったりもしたけれど↓

 そんな本物の大スターの一生懸命な姿を至近距離で見ることができて、とても光栄だったと今は思っています。

 今年4月にライブ初体験したときは「神話の世界の住人であるジュリー様が本当にこの世界に実在していた」ことにとにかく驚いたものでした。そんな初々しく感極まっていた1回目、2回目に比べると、若干慣れてしまっていた自分自身を寂しく感じたりもしましたが、

 「ジュリー様に会えてうれしい」という気持ちはやっぱり変わらないし、ライブが終わると激しいジュリー様ロスになるのも変わらない笑。

 簡単に遠征できない地方民は、ジュリー様が来年も地元に来てくれることを願って粛々とお待ちするばかりなのであります(ジュリー様!地方民にも会いに来てください!お願いします!)。

 50年以上歌い続けているスターの特別なライブに、ファン歴3年ちょっとの初心者が参加できたなんて本当奇跡だなしみじみ思います。ずっと歌ってくれていたジュリー様、ずっと支えてくださっていた先輩ファンの皆様がいたから、令和の世に初心者がこの幸せを享受することができました。

 SSAライブに携わった皆様、大切な思い出をありがとうございました。そしてジュリー様、本当にありがとうございました。またあなたの歌に魂を揺さぶられたい。初心者はその日を心から待っています。

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「ジュリー初心者が神席(の端っこ)から見た夢の世界」おわり

 

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ジュリー初心者が神席(の端っこ)から見た夢の世界〜③感激のSSAライブ/ジュリー様編

②感激のSSAライブ/TG編からつづく

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 SSAという大場所とはいえ、ツアー千秋楽なんだから衣装もセットリストも同じだろうと思っていた初心者。だからステージ袖に白いスーツの人が見えた瞬間、(・・?)ダレ!?(マフィア?と思ったのは内緒)

 そして不意打ちの♪そのキスが欲しい♪、ワイの
人生最大級のキャーーー!!!!
が出ました。あんな声を出したのは、たぶん中学生の頃のマッチのコンサート以来(そして40年ぶりのキャーの相手が75歳のおじいさんとはこれ如何に)。

 そのキスは、生で聴く機会はもうないかもとひっそり思っていたので、本当に本当にうれしくて
「これが生のそのキス”なのかあああ。夢がかなったあああああ! ていうか本物のジュリー様が生で歌ってるううううわああああ信じられないいいいいい」
と涙ぐみながらギャー!と叫び続けるワイ。客席を指差すポーズが横から見るとすごい迫力で、そのたびにズギュンと胸を撃ち抜かれる気がしました。

 そして♪ちゅるるる〜が聴こえて、ぐわああああと膝から崩れ落ちそうになり(これももう聴けないと思っていた)、チェックインしてコロンつけてハレルヤして
「ぎゃあああああああああじゅりーさまああああああ画面の中じゃなくてほほほんもののじゅりーさまが歌ってるううう😭」
とにわかに信じられなさすぎて、もうわけわからん状態になりひたすら恍惚恍惚恍惚恍惚だったというかすかな記憶。

 しかし、3曲目のサムライのイントロで「え?」と思いまして(初めて生で聴いたのでもちろんとてもうれしかったのですが)。

 ダーリング、勝手、時過ぎ、危険と続くヒットメドレーで「ええええ…ほんとに…😟」と胸に不安がもたげてくるも「で、でもこれは一生懸命ツアーのセットリストだし」と思い直したけれど

 8曲目の6番目「じゅ、じゅりー様、マジ、マジですか…」とその不安は完全に心配に変わり(それでもハッ!ハッ!ハッ!は力いっぱいやらせていただきましたが)、9曲目のオリジナルTOKIO「胸が、胸が痛い……」という心情に。

 何が言いたいかと言うと、初心者は
「生中継だからヒットメドレーを強要されたんじゃないか?」
と心配になっちゃっていたのです。

 でもあとから考えると、あの研三さまがハレの舞台で意に沿わないセトリをやるはずは絶対ないし、当然自分で組んだんだろうと今は思いますが、現地で聴いていたときはほんと余計な心配で胸が痛くなっちゃって100%楽しめなかった…(なんともったいない)。

 浅い知識がファン活を邪魔するのは初心者あるあるだったか〜と今では思えるんですけど、あの時は本当に本当に胸が痛かったのです…😢

 

琴線に触れた「君を今抱かせてくれ」

 「LUCKY/一生懸命」でやっとホッとできて、「時計」でエンジョイバロメーターが急上昇したのですが、そのタイミングで来た「君をいま抱かせてくれ」がワイ史上もっとも熱かったことをご報告いたします(いらん報告ですんません)。

 以前書き散らかした気持ち悪い考察で、SSAで涙を拭うなんて書きましたが、いやそんなもんじゃなかった。もう、大声で歌いながらボロッボロに泣きましたとも、ええ。

 以前はピアノの音が90年代ノスタルジーに思えて泣けてたんですけれど、あの日はジュリー様の存在と歌声が心にドカンと響いてきました。人間生きていれば悲しさや寂しさのひとつやふたつあるものですが、あの夜はジュリー様がそれを受けとめてくれたような気がしたんです、突然。

 この曲では、ジュリー様が光の中から近づいて来て優しく語りかけてくれたような印象が残っていたのですが、それをWOWOWで補完できました。

 録画では ♪数だけで女を語るような〜のあたりから上手方向に歩いてきてくれて、♪寂しい男でいたくないから〜の「男」で自分の胸を押さえていて、♪寂しさもためらいも抱かせてくれ いらだちも戸惑いも抱かせてくれ〜と、上手側を向いて歌っています

ああ、この場面だ。

 ここでワイの心はグッと持っていかれて涙腺崩壊したんですな…(いまも書いてて泣いている)。ライブはジュリー様の歌を聴くものだから一緒に歌うことはないんですが、この曲だけはあらんかぎりの大声で一緒に歌いました(そして泣いた)。

 琴線に触れるってこういうことを言うのでしょうか。歌声に感じた優しさと包容力に救われた気がして、ジュリー様の歌に魂を揺さぶられ、同じ空間で一緒に歌って心から感動する。

 私は感動という言葉を軽々しく使うのが嫌なんですが、この経験は感動以外の何物でもなかった。生の歌声の力、ライブを感じるとはこういうことを言うのかと実感。そのくらいの大切な経験をさせていただきました。ジュリー様、本当にありがとうございます。

 

心乱れる「愛まで待てない」

 イントロが鳴り髪のゴムに右手をかけるジュリー様! キタキタキターーー!!

 ふわふわな髪を振り乱しかきあげて、また振り乱しかきあげるううわあああ!!!

 至近距離でそれを見て踊り狂っていた人がいるらしい↓


愛待ての何に心乱れたのか?は、その④感激のSSAライブ感想おまけです〜編へつづく

 

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ジュリー初心者が神席(の端っこ)から見た夢の世界〜②感激のSSAライブTG編

その①初心者SSAへ往くからのつづき
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 階段を降りアリーナレベルに到達すると、ひ、広い…。ステージ前の2列目に並ぶ椅子を見て「あ、あんな前なの…」と卒倒しそうになるワイ(自慢に聞こえたらすみません)。そして緊張のあまり震える足でなんとかたどり着くと…

めっちゃ端っこ…( ̄▽ ̄)

 A6ブロックの一番端っこですぐ隣がA7ブロック、目の前には平置きの照明とカメラのクレーン。座標軸で言うとy方向至近、x方向遠めという感じの場所でした。

 座った瞬間「マイク遠いなー、ていうかSSA広すぎー( ̄▽ ̄)」と妙に感心。

 

▲ブログ「ゆうちゃんと遊ぼう」さんhttps://ameblo.jp/xblood/entry-12810937952.htmlから拝借。この写真を撮った最前列のご友人とは、多分私のすぐ前の席の方。私の席からもステージがこのように見えました。

 

しかしそこから後方を振り返ると……圧巻でした。

 

 3方向上から下まで+アリーナ平面すべてがぎっしり埋まった圧巻の光景。ファンが作る高い山がそそりたっていると錯覚するような、そんな圧巻の光景でした。

 そして「いま私が見ているこの風景をジュリー様も見るのかあああ😭」と思い、勝手に感極まっていた初心者なのでありました。

上手の特権=ステージ袖丸見えに興奮

 端っこ端っこと言っておりますが、上手席には特権がございます。そう、ステージ袖がまるっと覗けること!

 開演時、周囲のみなさんはスクリーンに上映された映像に合わせて楽しく歌っていましたが、口から心臓出そうなほど緊張しているワイは「は、は、はじまる…」とスクリーンを見つめたまま直立不動の地蔵状態。

 そして映像が消えステージ上が明るくなった瞬間、ステージ袖がまるっと見えました。「うおー!カズさん! おお!後ろにタローさん!」と大興奮して

「最初はタイガースかあああ」とドキムネMAXになった瞬間、違和感著しい光景が…。

トラが……
人間に混ざって行儀良く整列してる……


 あなたは人間と一緒に行儀良く一列に並ぶトラを見たことがありますか?

 ビシッとキメた衣装を着て縦一列に並ぶ人間のみなさんに挟まれて、お行儀良く並ぶトラを見たことがありますか?

 どんな衣装なのかとワクテカしていた凡人の想像を軽く吹っ飛ばし、静かに行儀よく一列に並ぶという凡人の想像の斜め上をゆくトラ(と、トラ越しに頭だけ見えるサリー)。

 衣装を着た人間に混ざり、お行儀よく一列に並ぶトラ…。

シュール!

 心臓が口から飛び出しそうなほど緊張していたワイがクスリと笑ってしまうほどのシュールな光景。19000人のみなさんはどうして静かにしていられるんだ!…と思ったら、時間差で大歓声が聞こえてきたので、あ、そうか、あのシュールな光景は上手側だけの特権だったのかと、むふむふ喜ぶワイだったのであります。

 

至近距離のおいどフリフリに悶絶

 お行儀良いトラ…じゃなくてジュリー様がマイクを構えると、ぷりんとした立体的な尻尾がきれいに見えたので「おお、この席はステージをほぼ横から見るのか」と悟りました。

 そしてトラ(じゃなくてジュリー様)がしっぽを客席に見せてくれたときは、おいどフリフリ、尻尾ぽよんぽよんが至近距離だったので、悶絶したのは言うまでもありません…クウー

楽しかったTG予習

 さて、ジュリー初心者はもちろんタイガース初心者でもあるので、この日に備えてTG予習に勤しんでいました(楽しかった日々…)。

 花の首飾りを歌い込み、ラヴ・ラヴ・ラヴは肩の痛みに耐えLの字を振り、♪君だけに〜でジュリー様に指差されキャーと絶叫するイメトレを繰り返し、♪二人で駆ける〜で2本指を出す練習をしていました。特にシーサイド・バウンドはこんな感じで張り切って予習していたので

こんなこと↓になってしまいました

↑これは理由があって、私の隣席のお姉様がドラマチックかつダイナミックに面積を使って踊る方だったため、端っこ席の私は簡単に通路に押し出されてしまいました(序盤ですでに通路にいるのがWOWOWに映っていて笑った)。そのおかげで最前列の椅子の隣で見れたので結果オーライでしたが。

 実のところ、緊張が強かった序盤=タイガースパートのことはあまり覚えておりません。しっぽぷりんとか、目に被るトラの顔を肉球プニプニの手で何度も上げてて可愛かったとか、そんな記憶ばかりなのであります。

 

初心者が感じたSSA神席の誉れ

 さっきから遠い遠いと言ってはおりますが、ライブが始まりジュリー様が走って来てくれたら「うぉぉぉ! やっぱり近い〜( ;∀;)」(2000人クラスの5列目より近かった)と大感激。

 ジュリー様がセンターにいても細かな表情や目線の位置もしっかりわかる距離だったし、近づいて来たときは何度も勘違い目線をいただけて、本当にありがたすぎる神席でありました。

 でも今回の神席で初心者が感じた最大の誉れはSSAでジュリー様と同じ体験ができた」ということ。ステージ近くにいた私とステージ上のジュリー様は、同じ音を聴き、同じ光景を目にしていたと思うから。

 私が席から振り返って見た圧巻の光景はステージ上からジュリー様も見ているし、ステージ近くにいた私とジュリー様は同じ音を聴いていると思うのです。

 例えばMCの反響音(0.5~1秒遅れてやまびこ状態で返ってきていて話しづらいのでは?と心配したけど気にする様子ゼロでよかった)もそう、WOWOWの録画ではほとんど聴こえなかった会場の声もそう。

 私の席ではどれもすごく大きく聞こえていました。花の首飾りの合唱の声も、♪Happy Birthday Dear JULIE♪の声も、そのキスの冒頭のキャー!の悲鳴も。

 ♪ハピバは、録画を見てサリーたちも歌っていたと初めて知ったほどでした。マイクの歌声が聞こえなくなるくらい会場の歌声は大きかった。

 私が神席で聞いたあの大きな歓声とファンみんなの歌声は、ジュリー様のお耳にも聴こえていたと思うと胸熱になるのです。

 

③感激のSSAライブ感想/ジュリー様編へつづく

 

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ジュリー初心者が神席(の端っこ)から見た夢の世界〜①初心者SSAに往く

 SSAがライブ3回目というジュリー初心者。なんとなんと神席という奇跡に恵まれ、夢の世界をジュリー様の至近距離で体験してまいりました。

 神席から見た夢の世界のあの景色。その記憶が色あせぬうちに記録します。

その①初心者SSAに往く

 今回遠征をするにあたり、どのくらい東京に行ってないんだ?どのくらい飛行機に乗ってないんだ?と振り返ると、なんと丸4年でした(4年前の6月25日は歌舞伎座で六月大歌舞伎千秋楽を観ていた)。

 今回も歌舞伎座に行くためにSSA前日に前乗り(実は猿之助を見るためにあの事件前にチケットを買っていた)し、銀座を歩いていたとき「そういえば近い」と思い出してザ・おのぼりさんをやってみたりしながら↓


前日夕方、さいたま新都心へ。

 駅に降り立った最初の感想は「SSAどこ?」でした(あまりにも近すぎて気がつかなかった)。駅近のホテルにチェックイン後、夕暮れ近づくSSA周辺偵察の旅に出ました。

 Aゲート前で鉄柵とテントを設営している方がいたので、BBAのコミュ力を発揮してジュリー様ライブの設営だと確認し、否が応にも気分が盛り上がっちゃうワイ。


 SSA周辺がジュリー様色になっていたことにご機嫌のままコクーン紀伊國屋書店へ行くと3人組の先輩に遭遇しました。ブロマイドを選ぶフリをしながら会話を聞いていると(盗み聞きヨクナイ)、みなさまかなりの知識と経験を持つベテランのご様子。

 それをヒシヒシ感じた初心者は「ファン歴が浅く知識がない私が、全国からファンが集まるような場所に来ちゃって大丈夫だったんだろうか…」と急に不安になり、うひーと逃げ出してきたのでありました。

2023年6月25日(日曜)ついにこの日がやってきた

 翌朝は緊張のせいかかなり早く目が覚めてしまい、氷川神社SSAへお散歩。

 SSA周辺には朝早くからツアーTシャツを着ている方や、記念写真を撮っている方がいました。テントにはグッズが搬入されデジタルサイネージには「沢田研二」の文字。みんなが待っていたお祭りが始まる前の、華やいだ雰囲気が広がり始めていました。

 

神席ゲットの軌跡:二度あることは三度あったビギナーズラック

 閑話休題。ここで神席ゲットの軌跡を振り返ります。

 座席発表を見る前にはスマホを握り締め「良席来い!」と念じるのがデフォなのでありますがSSAの時も同じ。白蛇占いの泉アツノさん(古い)ばりに、「キエー!」と心の中で気合いを入れてページを開くと…最初に見えたのは「アリーナ」の文字。

 「ヨシ、キター!」と会心のガッツポーズをした瞬間、想定外のアルファベットと数字が目に入りました。

 

まじ? ((( °ω° ;)))

……いやいやちょっと待て、勘違いかもしれないぞ。落ち着け、落ち着け。

 

と、いったんスマホをひっくり返し、深呼吸。

 

呼吸を整え、そーっとスマホを表に返してもう一度確認。

 

に、に、に、に、に・れ・つ!!!


✨A6ブロック 2列✨

 生まれてこの方クジ運の悪さには定評のあるこのワイが、なぜかジュリー様の座席運だけは恐ろしく良いという謎の奇跡。

 初めてのライブは3列目センター、2回目はちょい下手の5列目、そして3回目の19000人SSAがまさかの2列目。二度あることが三度あったのはうれしいけれど、あまりのビギナーズラック連発ぶりに人生のクジ運をすべて使い果たしたんじゃないか?と今後が怖い…。

 

上から下までびっしりの会場に感嘆

 SSA当日の話に戻ります。

 ホテル横のコンビニで神席のチケットを発券し、ペラっとそのまま手に持ってSSAへ(バッグに入れると無くすという謎の自信がある)。

 Aゲートに着くと…ファンだらけだー!(当たり前)。みんなおしゃれしてて、みんなニコニコしてて、みんなうれしそうで、みんなのワクワク感が充満していて、午前中の何倍も何倍も華やかな雰囲気が広がっていて、その空気だけで泣ける感じでした。

 ゲート内に入り、欲しかった緑色の手拭いを気合いで引き寄せ、「アリーナ席はこちらからですー!」の声の方向に若干の優越感を持って進みました。

 そして場内に足を踏み入れた瞬間思わず

「うわあ!」

という感嘆の声が出ました。3方向上から下までびっしり、びっしり、びっしり!

 「ジュリー様、やりましたね、おめでとうございます😭」と心の中でつぶやきながら、初心者はアリーナへの階段を降りたのでした。

 

その②感激のライブ感想/TG編につづく

 

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研一くんが首飾りをかけたのは可憐な白鳥でありますように…

 みなさんは白鳥を見たことありますか?
 私は湖のボートやケーキの飾り(昭和だな…)、志村(違)でしか見たことがありませんでしたが、2-3年前に近郊の湖にドライブに行って間近で見てしまいました。人生初白鳥を。

 第一印象は「デカッ!」でした。すぐそばに大勢の人間がいるのに、湖畔に上がり寝転ぶオッサンのごとく余裕綽々でくつろいでいまして。体の大きさに加えて態度も超ビッグ。

 加えてアホな人間が(ワイですが)「白鳥だ!白鳥だ!」って指差して騒ぐもんだから、「🦢クワーッ💢」って羽広げて威嚇されました。……白鳥パイセン怖いっす。

 話変わって、現在SSAでの合唱に備え「花の首飾り」の歌詞を絶賛予習中なのですが、「ひなぎく」が寒冷地にしか自生しないと知って驚きました。どんな花やねん?と思って写真を見ましたが、確かにあちこちに咲いてますわ、北の大地。

Wikiからいただきました

 白鳥も寒いところにしか飛来しないんだろうし。さすが原作詞が北海道・八雲町の女子高生ってことで、実は北国感にあふれる歌詞なんですな。


で、歌詞を読むとその時系列は
①花の首飾りを編む娘たちがなんでか知らんけど白鳥になっちゃった
②白鳥は泣きながら「私の首に花の首飾りをかけてください」と懇願
③王子様が首飾りを白鳥にかけてあげると娘に戻った

乙女なワイの心の中では…
 寒冷な湖でマントを纏った王子様(マッシュルームカットの研一くん)が白い息を吐きながら、可憐な白鳥に花の首飾りを掛けてあげる愛の風景が広がっておりますが

BBAのワイの濁った心では…
 花の首飾りを掛けようとした瞬間、王子様よりはるかにデカイ白鳥パイセンが「🦢クワーッ💢」っと威嚇する姿が見えるので、「研一くん、逃げてーー!!」と心配してしまうのであります。

 昨年夏に新発売された六花亭の「花の首飾り」の絵には、実はひなぎくが入っていません。北の花だから入ってそうなものかと思ったけど。そもそもどうしてこのネーミングにしたのかしら? 六花亭にお詳しい方がいたら教えてくださーい。

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